相続税というものは遺産相続と切っても切れない関係にあるものですが、今後この相続税の基礎控除額が大幅に引き下げになり、実質的に相続税を今よりも多く納めなくてはならなくなるという動きが起きているようです。
現在の相続税に関する基礎控除額は５，０００万円＋相続人の人数×１，０００万円という内容になっていますが、平成２５年度の税制改正により相続税の基礎控除額は３，０００万円＋相続人の人数×６００万円というものになるそうです。

この基礎控除額の改正はいつから適用になるのかというと平成２７年の１月１日以降に相続した遺産に対して基礎控除額の引き下げが行われるという発表がありました。
この税制の改正によって、一部の専門家の間では相続税を納めなくてはならない人の数が大幅に増えるのではないかという声もあがっているほど、多くの人に影響をあたえることが予測されています。

ちなみに、現在の基礎控除額を適用した相続税の申告割合は遺産相続の総件数の約０．４割といわれていますが、今後この税制改正の影響により相続税の申告割合が０．６割ほどに上昇するとの見方があるようです。