登記簿

株式なども相続できる?

法律に関することというものは、専門家でない限り日ごろから接したり考えたりする機会が少ない分、突然自分の身に降りかかってきたときにひどく困惑してしまうことがあります。
遺産相続はその典型ですが、ましてや自分ひとりだけの問題ではなくなるため、他の相続人と折り合いをつけたり、周りのペースに合わせて決断をしなければならないことも珍しくありません。
そういったこともあり、最近は遺産相続を専門家に相談する人が増えてきたようです。

その中でも多いものに「株式の遺産の処理に困っている」という相談があります。

遺産相続において、株式などの有価証券というものは相続対象になりますが、現金や預貯金などのように「いくらずつわける」ということはできず、遺産分割協議を行い名義書換の手続きをとる必要がでてきます。
名義書換の手続き先は、直接その株式の株券を発行している会社か、または証券会社を介している場合は証券会社に依頼します。

株の名義書換に必要な書類を箇条書きにしていくと、株券、株主票、遺産分割協議書、全相続人の印鑑証明書と戸籍謄本、相続による株式名義書換請求書、被相続人の生まれてから亡くなるまでを記載した戸籍謄本という一連の書類が必要になります。

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