誰が相続人になれるの?
ある日突然想像もしていないことが起こるが人生というものです。
とくにそれが日常的でないことであればあるほど、そういった問題に直面したときのショックや動揺というものは大きくなります。
しかし、私たちの多くは目の前の雑務や用事に追われもしものときのことを考えて日々を送るということが難しい状況であるともいえますから、ほとんどの問題に対しては「何か起きてから対応する」という方法をとるしか手段がないないようにも感じます。
さて、そういった具合にたくさんの人が様々なことに忙殺されながら生活していますが、家族や親族の死という問題は、ある日突然降りかかってきます。
そのときに解決しなければならない問題が「遺産相続」の問題です。
この遺産相続に関しては法律上で「相続対象となる」相続人が決まっているため、だれでも自分の希望で相続人になれるというわけではありません。
法律で決まっている相続人のことを法定相続人という呼び方をしていますが、その対象者は亡くなった人の配偶者、子ども、父母、そして兄弟や姉妹といった関係にある人が対象となります。
生前から家族の財産や相続について考えるということには抵抗感を持つ人もいると思いますが、いざというときのためにせめて自分が相続人になる可能性があるかどうかということだけでも確認しておくと良いと思います。