登記簿とは何か
遺産相続のときに、普段あまり聞き慣れない言葉と、普段からよく耳にしている言葉の両方が手続き上いろいろな場面において出てきます。
さて、人によってはその前者なのか後者なのか分かれるかもしれませんが、遺産相続の不動産に関する手続きを行うに当たって、登記簿という言葉が必ずといっていいほど出てきます。
この登記簿という言葉を聞いたことがあっても、実際にその具体的な意味や役割を知っている人は意外に少ないのではないでしょうか?
登記簿というものは簡単に説明すると、法務局で管理している不動産の権利関係のデータ集のことを指します。
不動産というものは、仮に表札や看板があったとしても、本当にその土地や建物がその表面的な物に記載してある名前の人の所有物なのか、わからないということが往々にしてあります。
そこで正式に国の管轄のもと、この不動産は誰の所有物かというものを証明するために不動産の所有権を記載したものが登記簿なのです。
遺産相続において、不動産の名義を変える場合、この登記簿の情報を被相続人から相続人に更新することで、正式にその不動産の売買が可能になったり、堂々と所有権を主張することができるようになります。
もしも登記簿に関して自分では手続きが難しいと感じたのであれば、ひとりで悩まずに専門家に相談してみましょう。