よほど普段から法律的な分野の仕事や勉強をしていないかぎりほとんどの人は遺産相続について考える機会は少ないのではないでしょうか？
しかし、そうはいっても遺産相続の問題は、いつ自分のこととして目の前に現れるか予想もできません。
そういった万が一の事態に備えて、ある程度の知識を蓄えてくことは非常に大切なことです。

遺産相続の問題でつまづく部分はその家族によって様々なケースがありますが、とりわけ不動産を相続する際には、頭を悩ませる人が多いように感じます。

まず、不動産を相続する場合の一番の特徴としてはその不動産の名義を亡くなった人から相続人に変更するという部分が要になります。
この、相続による不動産の名義変更手続きのことを相続登記といいますが、頻繁に起こる事例としてこの不動産登記を忘れる人が多いということをよく耳にします。

不動産登記は強制されたり期限があったりするものでないため、その他の対応に追われ後回しになりやすいという傾向があります。
しかし、この不動産登記をしないまま放置してしまうと、自由に売却ができなかったり、後々その不動産の所有権をめぐって争いが起きてしまうという懸念がありますので、できる限り早めにこの手続きをしておいたほうが良いと思います。